ボトックス注射
ボトックス注射とは?
ボトックス治療とは、表情ジワを改善する治療法です。
表情ジワとは、私たちが表情を作る際に使う筋肉によってできるシワのことです。
笑った時の目尻のしわ、怒ったときの眉間のしわ、びっくりしたときのおでこのしわ、この筋肉をボトックス注射で弱めてあげることで、シワを伸ばすことができます。また、シワを今以上に深くしないため、予防として打つことも可能です。
シワを放置しておくと、折り紙の折り目のように深く刻まれていき、ボトックス治療だけでは改善するのが難しくなってしまいます。
早めの治療開始が、未来のシワの有無を左右します。
ボトックス注射による様々な効果
- 表情筋を弱め、顔のシワを薄くする
- 筋肉を小さくすることで、小顔効果や脚痩せ効果を発揮
- 発汗を抑制する
- その他、たれ目や口角アップなど筋肉の働きを抑えることで表情の微調整が可能
それぞれの治療部位について※投与箇所はあくまで目安です。
目尻のシワ
眼輪筋という筋肉の働きによってできる放射状のシワです。
力いっぱい目を閉じたり、笑った時にできるシワです。
よく笑う方に多いシワですが、よく見てください。真顔の時でもシワが刻み込まれていませんか?
注射箇所:左右目尻各3~6か所
眉間のシワ
皺眉筋という筋肉の働きによってできる縦ジワです。
眉をひそめたり、老眼など視力低下によって目を細めるときにできるシワです。
怒ってそう、不機嫌そう、マイナスイメージを周囲に与えていませんか?
注射箇所:眉毛周囲5~7か所
額のシワ
前頭筋という筋肉の働きによってできる横ジワです。
日常生活において癖のある表情を繰り返したり、加齢によってたるんだまぶたを持ち上げるために額に力が入ることでできるシワです。
刻み込まれてしまうとかなりの存在感です。
注射箇所:注射箇所:額6~10か所
鼻のシワ
鼻筋や上唇鼻翼挙筋という筋肉の働きによってできる横ジワです。鼻の付け根、鼻根部という部位にできる横ジワです。うさぎのようなので、通称バニーラインと呼ばれます。
笑った時や臭いものを嗅いだ時、顔をくしゃっとしたときにできるシワです。
このシワは刻み込まれてしまうと、治療がかなり難しい部位でもあります。早めの対処が大切です。
注射箇所:鼻の付け根周囲3~5か所
顎のシワ
おとがい筋という筋肉の働きによってできる梅干しのようなしわしわっとしたシワです。通称、梅干しジワと呼ばれます。
顎が小さかったり、顔の構造上の問題で口を閉じるときにできるシワです。
このシワがあるだけで口元年齢+10歳はもったいないです。
注射箇所:顎3~4か所
アーモンドアイ
大きくアーモンドのようにこっくりとした、優しい印象の目元を作ります。
目のすぐ下に適量のボトックスを打つことで、眼の下側が開き、眼を大きく見せることができます。
注射箇所:左右目の下各2か所
口角アップ
口角を下げる働きをする口角下制筋を弱め、口角を上げやすくします。
への字の口角はそれだけで暗い雰囲気になり、老けた印象になってしまいます。
口角アップで素敵な笑顔を手に入れましょう。
注射箇所:左右口角下各1か所
顔を小さく
咬筋という筋肉の働きが強く、ホームベースのように左右のエラが張ったお顔を小さくします。→ミナミハコフグのように四角いお顔をシャープに改善できます。
咬筋の働きを弱め、筋肉を縮小することでエラが取れ小顔効果を発揮します。
食いしばりや歯ぎしりなどの治療としても有効です。
注射箇所:左右エラ各3~5か所
脚を細く
腓腹筋というふくらはぎの筋肉の働きを弱め、筋肉を縮小することで脚痩せ効果を発揮します。
筋肉の膨らみを解消し、ほっそりしたふくらはぎを手に入れましょう。
注射箇所:ふくらはぎ、筋肉の大きさによって注射場所が異なる
多汗症
ボトックスには発汗を抑える作用もあります。
特にワキは通年を通して発汗の多い部位です。洋服の汗ジミを気にする生活から抜け出しましょう。
注射箇所:左右のワキ各20~30か所
治療後に気を付けること
治療当日は大量の飲酒、激しい運動、治療部位を強くマッサージするようなことは避けて下さい。内出血や腫れなどの副作用が強く出る可能性があります。
ボトックス注射の場合、ターゲットとなる筋肉のみに作用するよう狙い打ちしています。治療部位を過度に揉みこむような行為は他の筋肉にボトックスの効果が波及し思いがけない副作用を起こす恐れがありますので、エステやマッサージは治療後1週間ほど避けていただくようお願い致します。
当院のボトックス治療について
シワを気にする患者様にボトックスをおすすめすると、薬を打つのは怖い、過去に打ったことがあるが表情がなくなってしまった、表情が引きつってしまった、友人に何かやったでしょ?と問い詰められた、・・・など、安全性を危惧する声や、過去の治療での失敗談、周囲の反応などを話してくれる方が多くいました。ボトックスは3か月~半年の経過で必ず効果が切れますが、その間我慢して過ごすのは大変な苦痛です。
しっかりと効果を実感したい方もいれば、周囲に気付かれずに少しだけ変わりたい、という方もいます。そういった要望をしっかりと受け止め、患者様一人一人の満足いく”適量”を見極めることが最も大切だと考えます。
筋肉の強さも、ボトックスに対する反応も一人一人異なります。
経過を見る中で必要があれば追加投与を行い、納得のいく治療効果を作り出せればと思います。
よって、
- 日本国内での臨床試験を経て厚生労働省より医療用医薬品として認可されている米国アラガン社製のボトックスビスタ®のみを使用。
- アラガン社の教育を受け施注資格を取得したボトックスビスタVST認定医が担当。
- 患者様がゴールとする治療効果のイメージを大切にします。初回治療ではやや少なめの投与量で治療を開始。後日、追加投与する場合でもご料金はいただきません。
以上の3点を、ボトックス治療においてお約束いたします。